冬の悩み

練馬区で暖房費を抑える窓断熱、冬前に内窓を入れる目安と補助金

練馬区で暖房費を抑える窓断熱、冬前に内窓を入れる目安と補助金

暖房をつけているのに窓際だけ冷える、暖房費の請求額が気になる、という方は少なくありません。窓の断熱は、暖房を使い始める前に済ませておくと、冬の体感の変化が分かりやすくなります。

この記事では、練馬区で暖房シーズン前の冬支度として内窓を検討している方に向けて、暖房を使う前に窓を断熱する理由、暖房費の見通しの考え方、冬本番に間に合わせるための相談時期の目安、そして国・東京都・練馬区の補助金と手続きの順番を整理します。

作成者 富田 武(エコマドラボ 代表取締役/wills株式会社) プロフィール

作成日 2026年9月18日 最終更新日 2026年9月18日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約8分

暖房を使う前に、窓の断熱を考えるのはなぜですか?

暖房で温めた熱は、壁や床よりも窓などの開口部から多く逃げるとされているためです。断熱性能の低い窓の住宅モデル試算では、冬に暖房の熱が逃げる割合のうち開口部からが約58%とされています。使い始める前に窓を整えておけば、逃げる熱を最初の一日から減らせます。

練馬区の内窓リフォームで冬に暖房の熱が逃げる割合のうち開口部からが約58%であることを示す図 図1 冬に暖房の熱が逃げる割合(住宅モデル試算) 窓などの開口部 約58% 壁・床・天井など 約42% 断熱性能の低い窓を持つ住宅のモデル試算では、逃げる熱の半分以上が開口部からです。 モデル試算の値です。実際の割合は建物の構造・窓の仕様・間取りによって変わります。 出典:日本サッシ協会 快適な住まい情報室 REPORT #01(2025年7月・住宅モデル試算)

出典:冬に暖房の熱が逃げる割合のうち開口部から約58%(日本サッシ協会 快適な住まい情報室 REPORT #01 2025年7月・断熱性能の低い窓の住宅モデル試算)。モデル試算の値であり、実際の割合は建物の条件によって変わります。

内窓を入れると、冬の体感はどう変わりますか?

既存の窓の内側にもう1枚の窓を付けると、2枚の間に空気の層ができ、室内側のガラスが外気で冷やされにくくなります。冬に窓際や足元が冷えるのは、冷えたガラス面で空気が冷やされて下に流れることが一因とされており、内窓はその流れを弱める方向に働きます。

体感の変化は、暖房を使い始める前に内窓が入っているかどうかで、分かりやすさが変わります。前の冬の記憶が残っているうちに、内窓を入れた状態で最初の寒い日を迎えると、同じ設定温度での過ごしやすさの違いに気づきやすくなります。

断熱による室温の改善と、健康との関連が報告されているという調査もあります。ただしこれは報告された内容であり、健康への効果を断定できるものではありません。体感の変化も、窓の数・方角・間取り・暖房機器によって異なります。

出典:断熱と健康の関連(国土交通省 スマートウェルネス住宅等推進事業 調査報告として報告されている内容)。本記事は健康上の効果を保証するものではありません。内窓の仕組みは窓断熱のページにまとめています(2026年9月時点)。

暖房費は、どのくらい変わりますか?

本記事では、削減額を金額で示していません。暖房費は、建物の断熱状態、暖房機器の種類、設定温度、在宅時間、契約している料金プランによって大きく変わるためです。

窓から逃げる熱が減れば、同じ室温を保つために暖房が補わなければならない熱が減ります。暖房の運転時間や出力が下がる方向に働く、というのが内窓と暖房費の関係です。逃げる熱のうち開口部からの割合が大きいという試算がある以上、窓は暖房費の見通しを立てるうえで優先度の高い箇所と言えます。

ご自宅でどの程度変わるかを知りたい場合は、前の冬と内窓を入れた後の冬の暖房費を同じ月で比べる方法が分かりやすい目安になります。ただし、外気温や在宅時間は年ごとに変わるため、比較はあくまで参考値としてご覧ください。現地調査では、窓ごとの方角と大きさを確認し、どの窓から手を付けると変化を感じやすいかをご説明します。

注:削減額は住宅条件により異なります。本記事は暖房費の削減額を保証するものではありません。現地調査の内容は施工の流れのページにまとめています(2026年9月時点)。

冬本番に間に合わせるには、いつまでに相談すればよいですか?

暖房を使い始める前の10〜11月までに内窓が入っている状態を目指すなら、10月中のご相談が目安です。東京都の助成を使う場合、契約・施工の前に事前申込を済ませ、その受付を待ってから契約・工事に進む必要があるためです。間に現地調査、お見積り、事前申込、製品の手配が入ります。

練馬区で暖房シーズン前に内窓を入れるための相談から工事までの時期の目安を示す図 図2 暖房シーズン前に内窓を入れるための逆算の目安 9〜10月 相談・現地調査 窓の採寸と お見積り 見積り後 都へ事前申込 受付後に 契約へ進む 受付後 契約・製品手配 工事前の写真を 撮影して着工 暖房シーズン前 工事・引渡し 内窓は1か所 約1時間が目安 都の事前申込の受付を待つ期間があるため、10月中の相談が目安です。 時期はあくまで目安です。受付状況・製品の納期・工事の混み具合によって前後します。 出典:エコマドラボの施工の流れ/クール・ネット東京 公式(2026年9月10日確認)

もうひとつの理由は、補助金の受付期限です。国の先進的窓リノベ2026事業は交付申請の期間が2026年12月31日までで、予算に達した時点で終了します。練馬区の補助金も予算に達した時点で終了します。予算の残りは時期によって変わるため、工事の時期とあわせて確認しながら進めることをおすすめします。年内に工事と引渡しまで終える計画であれば、暖房シーズン前の冬支度と、国の申請期限の両方に間に合わせやすくなります。

なお、10月を過ぎてからのご相談でも内窓の設置は可能です。ただし、東京都の事前申込を使う場合は受付を待つ期間が必要になるため、暖房シーズンに入ってからの工事になる可能性があります。

出典:国の申請期間・予算到達で終了(先進的窓リノベ2026事業 公式サイト・2026年9月10日確認)/東京都の事前申込の条件(クール・ネット東京 公式・2026年9月10日確認)/工期の目安は施工の流れのページ(2026年9月時点)。時期の目安は当社の経験則であり、受付状況によって前後します。

練馬区で使える補助金は何ですか?

練馬区で窓の断熱リフォームを行う場合、国・東京都・練馬区の3つの制度を組み合わせられる場合があります。いずれも予算の範囲で受け付けられる制度で、申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。

項目 内容
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)
補助上限住宅1戸あたり100万円
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日(予算に達した時点で終了)
申請のタイミング交付申請は工事の完了・引渡し後(予約は任意)。着工前に必須なのは工事前写真の撮影
内窓の対象性能P(SS)等級とS等級。A等級は対象外

出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年9月10日確認)。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

項目 内容
制度名令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(クール・ネット東京)
助成上限1戸あたり最大200万円(防犯断熱窓の場合は最大300万円)
契約・施工の条件契約・施工は東京都への事前申込の受付後であることが条件
事前申込の受付受付開始 令和8年5月29日/契約締結等が令和8年4月1日〜6月30日の場合の受付期限は令和9年3月31日
交付申請兼実績報告受付期間 令和8年6月30日〜令和11年3月30日

東京都の制度は、3つの制度の中で唯一、契約・施工の前に事前申込を済ませておく必要がある制度です。前の章で10月中の相談を目安としたのは、この受付を待つ期間を逆算したためです。

出典:クール・ネット東京 公式「令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業」(公式ページ・2026年9月10日確認)。制度の全体像はクール・ネット東京の解説にもまとめています。

項目 内容
制度名令和8年度 練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金(高断熱窓・ドアが対象)
申請のタイミング設置完了後に申請(事前申込は不要)
受付期間令和8年4月15日〜令和9年3月31日必着
予算当初予算82,579,000円。予算に達した時点で受付終了
主な要件区内在住/費用を自己負担していること/区税等の滞納がないこと/令和3年度以降に同種の補助を受けていないこと
補助率・上限区の公式パンフレットで最新の補助率をご確認ください

練馬区独自の補助金は、国と同じく設置が完了してから申請する制度で、事前申込は不要です。ただし、当初予算に達した時点で受付が終了します。補助率と上限額は区の公式パンフレットで最新の内容をご確認ください。国・東京都と練馬区を組み合わせられるかどうかは、窓の仕様や工事内容によって変わるため、現地調査のうえでご案内します。

出典:練馬区 公式「令和8年度 練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金」(練馬区公式ページ・2026年9月10日確認)。補助率・上限額は区の公式パンフレットでご確認ください。制度は年度ごとに変わります。

3つの制度は、申請する順番が違うのですか?

違います。東京都だけが契約・施工の前に事前申込が必須で、国と練馬区は工事が完了してから申請する制度です。冬支度の日程を組むときは、この違いが基準になります。

手続き 時期 必須かどうか
現地調査・お見積りご契約の前—
東京都への事前申込契約・施工の前必須(都の助成を使う場合)
ご契約・工事前の写真撮影都の受付のあと写真撮影は必須
工事ご契約後—
国への交付申請工事の完了・引渡し後必須
東京都への交付申請兼実績報告工事の完了後必須(都の助成を使う場合)
練馬区への申請設置完了後・令和9年3月31日必着必須(区の補助を使う場合)
練馬区で東京都は契約前に事前申込、国と練馬区は工事完了後に申請という順番の違いを示す図 図3 3つの制度で申請する時期の違い 契約・施工の前に手続き 工事の完了後に手続き 東京都(クール・ネット東京) 事前申込の受付後に契約・施工 完了後に交付申請兼実績報告 国(先進的窓リノベ2026事業) 完了・引渡し後に交付申請(予約は任意) 練馬区:設置完了後に申請(事前申込不要) 事前の手続きが必要なのは東京都だけです。国は着工前に工事前写真の撮影が必要です。 手続きの代行は登録事業者・受任者が行います。要件・期限は年度ごとに変わるため最新の公式情報をご確認ください。 出典:先進的窓リノベ2026事業/クール・ネット東京/練馬区 各公式サイト(2026年9月10日確認)

出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト/クール・ネット東京 公式「令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業」/練馬区公式「令和8年度 練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金」(いずれも2026年9月10日確認)。東京都のみ契約・施工前の事前申込が必須、国と練馬区は工事完了後の申請という違いがあります。

冬支度として内窓を検討する目安のセルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてください。これは補助の対象かどうかを判定する診断ではなく、ご相談のときに状況を整理するためのものです。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
1〜2個まずは気になる窓を1〜2か所に絞って、内窓を入れる候補と時期を整理する段階です。
3〜4個暖房シーズン前の工事を目標に、10月中の相談を目安に現地調査で窓ごとの優先順位を確認しましょう。
5〜6個冬支度と補助金を両立させる計画が向いています。東京都の事前申込を組み込んだ日程を早めに組みましょう。

内窓の費用と、補助金を引いた実質負担はどのくらいですか?

当社サイトに掲載している目安は次のとおりです。暖房費の見通しを立てるときは、この初期費用とあわせてご覧ください。

窓のサイズ 費用の目安(製品+工事費) 補助金の目安(国+都) 実質負担の目安
小(1.6㎡未満)1か所88,000円(税込)22,000円+28,000円38,000円(税込)
中(1.6〜2.8㎡)1か所122,000円(税込)34,000円+44,000円44,000円(税込)
大(2.8㎡以上)1か所172,000円(税込)52,000円+65,000円55,000円(税込)

金額はいずれも当社サイトに掲載している目安で、Sグレード(Low-E複層ガラス・ガス入り)を東京都でクール・ネット東京と先進的窓リノベ2026事業を併用した場合の概算です(2026年9月時点)。実際の費用は窓の大きさ・枚数・性能・お住まいの状況によって変わります。練馬区独自の補助金をさらに組み合わせられる場合がありますが、補助率は区の公式パンフレットで確認が必要なため、この表には含めていません。正確な金額は現地調査のうえでお見積りします。

出典:エコマドラボの料金ページ(2026年9月時点)。補助金の目安は制度の要件・審査によって変わり、受給を保証するものではありません。

冬支度の工事は、住みながらできますか?

できます。内窓の設置は既存の窓の内側に取り付ける工事で、壁を壊さず、大きな音も出ません。1か所あたり約1時間が目安で、朝から始めて昼過ぎに終わることが多いため、冬に近い時期でも住みながら進められます。

01お問い合わせ(電話・フォーム・LINEのいずれか)

02現地調査(窓のサイズ・方角・長く過ごす部屋の窓を優先して確認)

03お見積り(窓ごとの製品名・費用・補助額・実質のご負担額を記載)

04東京都への事前申込(都の助成を使う場合。契約・施工の前に受付を確認)

05ご契約(工事範囲と、暖房シーズン前に間に合う日程を確認)

06工事(工事前の写真を撮影してから着手。住みながら施工)

07工事の完了・引渡し後に、当社が国・東京都・練馬区への申請を代行

出典:エコマドラボの施工の流れ(施工の流れのページ・2026年9月時点)。手続きの順番は練馬区版として今回整理しています。

補助の対象になる内窓には、条件がありますか?

あります。先進的窓リノベ2026事業で内窓の対象になる性能区分は、P(SS)等級とS等級の2つで、A等級の内窓は対象外です。当社では2026年度の要件をクリアした製品を標準でご提案しており、取扱製品はLIXIL(インプラス)やYKK AP(プラマードU)など国内メーカーのものです。

対象かどうかは、登録された対象製品の型番と、メーカーが発行する性能証明書で確認します。最終的な交付は事務局・各制度の窓口の審査によって決まります。東京都・練馬区の制度で対象になる製品の範囲は、国の制度と一致しない場合もあるため、現地調査の際にあわせてご確認いただけます。

出典:取扱製品と性能区分はエコマドラボの専門知識と実績にまとめています(2026年9月時点)。内窓の対象性能は先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年9月10日確認)。

申請の代行はすべて無料です

国への申請は、お客様ご自身では申請できない仕組みになっており、登録された事業者が代行します。東京都・練馬区への申請も、当社が代行して手続きを進めます。施工前後の写真の撮影と整理、性能証明ラベルの確認、申請書類一式の作成から各窓口への提出、審査への対応までを無料で代行します。東京都の事前申込のスケジュール管理も当社で行います。

暖房を使う前に内窓を入れると、何が違いますか?
暖房を使い始めた最初の日から、窓から逃げる熱を減らした状態で冬を迎えられます。前の冬の記憶が残っているうちに比べられるため、体感の変化にも気づきやすくなります。効果の感じ方は窓の数・方角・間取りによって異なります。

内窓で暖房費はいくら下がりますか?
金額は建物の断熱状態・暖房機器・使い方・料金プランによって変わるため、本記事では削減額を示していません。窓から逃げる熱が減ることで暖房の負担が減る方向に働く、という考え方でご覧ください。

冬本番に間に合わせるには、いつまでに相談すればよいですか?
暖房を使い始める前(10〜11月)までに内窓を入れる目標なら、10月中のご相談が目安です。東京都の助成を使う場合は、契約・施工の前に事前申込の受付を待つ期間が必要になります。

練馬区で使える補助金はどれですか?
国の先進的窓リノベ2026事業、東京都の令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(クール・ネット東京)、練馬区の令和8年度 練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金の3つを組み合わせられる場合があります。いずれも予算に達した時点で終了し、受給を保証するものではありません。

3つの制度で、事前の申請が必要なのはどれですか?
東京都の制度だけです。契約・施工の前に東京都への事前申込を済ませておく必要があります。国の先進的窓リノベ2026事業と練馬区の補助金は、工事の完了後に申請する制度です。

内窓の工事は、寒い時期でも住みながらできますか?
できます。内窓は既存の窓の内側に取り付ける工事で、1か所あたり約1時間が目安です。壁を壊さず大きな音も出ないため、住みながら施工できます。

暖房を使い始める前に、窓の状態を確認しませんか

冬支度として内窓を入れるなら、東京都の事前申込を逆算した日程の組み方が大切です。現地調査とお見積りは無料です。国・東京都・練馬区、それぞれの補助金の申請手続きも当社が代行します。

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