01クール・ネット東京「省エネ改修促進事業」とは
クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)が実施する「既存住宅における省エネ改修促進事業」は、東京都内の既存住宅における高断熱窓・ドア・断熱材・高断熱浴槽への改修費用を助成する東京都独自の補助金制度です。
上位事業である「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の一部として実施されており、令和8年度分の上位事業全体の予算額は約1,012億円と大規模な予算が組まれています。
この制度の最大の魅力は、国の補助金(先進的窓リノベ2026事業等)とは別制度であるため、国+都の二重取りが可能だということです。東京都にお住まいの方にとっては、窓リフォームの自己負担額を大幅に減らせるチャンスといえます。
02令和8年度の拡充ポイント【2つの新制度】
令和8年度は以下の2つの新制度が追加されており、条件に該当する方は通常よりも大幅に多くの助成を受けることができます。
① 防犯断熱窓への上乗せ補助(増額)
CP部品(Crime Prevention=防犯性能の高い建物部品)として登録された防犯断熱窓(外窓)を設置する場合、通常の助成単価が大幅に割増されます。1戸あたりの上限額も300万円と、通常の200万円から大幅に引き上げられています。
防犯と断熱を同時に実現したい方には、非常に大きなメリットのある制度です。
② 管理組合による50戸以上改修の割増
マンション等の管理組合が申請者となり、50戸以上の改修をまとめて行う場合、助成単価が120%に割増されます。上限額も240万円/戸に引き上がります。大規模マンションの管理組合にとっては、窓の一斉改修を進める大きなインセンティブになります。
03申請期間と現在のステータス
| 区分 | 期間 |
|---|---|
| 事前申込 | 令和8年5月29日開始 |
| 交付申請兼実績報告 | 令和8年6月30日から令和11年3月30日まで |
・提出書類変更のお知らせ
令和8年度に事前申込を受け付けた申請から実績報告提出時に「金融機関発行の証明書等」の提出が必須となります。詳細は「【重要】災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業における提出書類変更のお知らせ」をご確認ください。
・助成対象設備について、都および公社の他の同種の助成金の交付を重複して受けることはできません。
【キャッシュバックについて】
契約を締結するにあたり、キャッシュバックの利用を予定されている場合は、その額は助成対象経費から除き、契約書の内訳等にキャッシュバック予定額を記載して提出してください。 なお、商品券、ポイント等の現金同等物での還元も同様とします。
04助成対象者と共通要件
対象者
クール・ネット東京の助成対象となるのは、以下のいずれかに該当する方です。
① 都内に住宅を所有する個人・法人および管理組合:東京都内の住宅を所有している方が対象です。自宅はもちろん、賃貸住宅のオーナーも含まれます。
② 上記と共同申請するリース事業者:リース事業者が設備を所有し、住宅所有者にリースする場合も対象となります。
共通要件
助成の対象となるには、主に以下の3つの条件をすべて満たしている必要があります。
まず、東京都内に所在する既存住宅であること。新築住宅の購入や建設は対象外です。次に、令和8年4月1日以降に設置される未使用の製品であること。そして最も重要なのが、「事前申込」の受付が受理された後に、工事の契約および着工を行うことです。原則として、事前の手続きなしに開始された工事は助成対象となりませんのでご注意ください。
05高断熱窓の助成単価一覧【内窓・外窓・ガラス交換】
クール・ネット東京の高断熱窓の助成を受けるためには、国の補助事業(北海道環境財団「断熱リフォーム支援事業」、先進的窓リノベ2026事業、子育てグリーン住宅支援事業のいずれか)で補助対象製品として登録されている窓・ガラスを設置する必要があります。また、助成金額の合計が1住戸あたり5万円以上の工事であることが条件です(ドアと合算可)。
内窓設置の助成単価
サイズ区分:特大=4.0㎡以上/大=2.8㎡以上 / 中=1.6〜2.8㎡未満 / 小=0.2〜1.6㎡未満
| グレード(熱貫流率) | 特大 | 大 | 中 | 小 |
|---|---|---|---|---|
| P(1.1以下) | 133,000円 | 106,000円 | 72,000円 | 46,000円 |
| S(1.1超〜1.5以下) | 82,000円 | 65,000円 | 44,000円 | 28,000円 |
| A(1.5超〜1.9以下) | 32,000円 | 26,000円 | 18,000円 | 12,000円 |
| B(1.9超〜2.3以下) | 20,000円 | 16,000円 | 13,000円 | 10,000円 |
外窓交換(はつり工法・カバー工法)の助成単価
サイズ区分:特大=4.0㎡以上/大=2.8㎡以上 / 中=1.6〜2.8㎡未満 / 小=0.2〜1.6㎡未満
| グレード(熱貫流率) | 特大 | 大 | 中 | 小 |
|---|---|---|---|---|
| P(1.1以下) | 277,000円 | 220,000円 | 163,000円 | 109,000円 |
| S(1.1超〜1.5以下) | 187,000円 | 149,000円 | 110,000円 | 74,000円 |
| A(1.5超〜1.9以下) | 147,000円 | 117,000円 | 87,000円 | 58,000円 |
| B(1.9超〜2.3以下)※防火仕様は2.9以下 | 98,000円 | 78,000円 | 57,000円 | 37,000円 |
ガラス交換の助成単価
サイズ区分:特大=2.0㎡以上/大=1.4㎡以上 / 中=0.8〜1.4㎡未満 / 小=0.1〜0.8㎡未満
| グレード(熱貫流率) | 特大 | 大 | 中 | 小 |
|---|---|---|---|---|
| P(1.1以下) | 69,000円 | 55,000円 | 34,000円 | 11,000円 |
| S(1.1超〜1.5以下) | 45,000円 | 36,000円 | 24,000円 | 7,000円 |
| A(1.5超〜1.9以下) | 37,000円 | 30,000円 | 19,000円 | 5,000円 |
| B(1.9超〜2.3以下)※集合住宅は2.9以下 | 23,000円 | 19,000円 | 12,000円 | 3,000円 |
※ガラス交換のグレードはサッシとの組み合わせで決定されます(早見表あり)。
上限額一覧
| 条件 | 上限額(1住戸あたり) |
|---|---|
| 通常 | 2,000,000円 |
| 管理組合申請+50戸以上改修(単価×120%) | 2,400,000円 |
| 防犯断熱窓 CP部品(単価×250%) | 3,000,000円 |
助成単価はグレードが高いほど大きくなります。とくにPグレード(熱貫流率1.1以下)の製品は単価が最も高く、高性能な製品を選ぶほど助成額が最大化する仕組みです。お客様の快適性と助成額の両面で、高性能製品への誘導が合理的です。
高断熱窓やドアの対象製品は、国の補助事業(先進的窓リノベ2026事業等)の登録要件に準じています。令和8年度の最新基準に基づき、高い断熱性能を持つ製品が助成対象となります。
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06高断熱ドアの助成単価
住宅の外皮部分(外壁に面する部分)の開口部に設置する、屋外から施錠できる建具で、熱貫流率が2.3 W/(㎡・K)以下のドアが助成対象です。先進的窓リノベ2026事業または子育てグリーン住宅支援事業の登録製品も対象になります。
| グレード(熱貫流率) | 助成単価 |
|---|---|
| P(1.1以下) | 220,000円 |
| S(1.1超〜1.5以下) | 149,000円 |
| A(1.5超〜1.9以下) | 117,000円 |
| B(1.9超〜2.3以下) | 78,000円 |
07断熱材・高断熱浴槽の助成
クール・ネット東京では、窓やドアだけでなく断熱材と高断熱浴槽への改修費用も助成対象です。
断熱材の助成
1つ以上の居室において外気に接する部分すべてに設置・施工する必要があります。助成対象経費の1/3(1,000円未満切捨て)が助成され、上限は1住戸あたり100万円です。北海道環境財団または子育てグリーン住宅支援事業の登録製品であることが要件で、天井・外壁・床それぞれに熱抵抗値の基準が設けられています。
高断熱浴槽の助成
JIS A5532:2011「高断熱浴槽」同等以上の性能を持つ製品が対象です。助成対象経費の1/3で、上限は1住戸あたり95,000円です。
リフォーム瑕疵保険
助成対象設備設置時にリフォーム瑕疵保険に新規加入している場合、1契約あたり7,000円が助成されます。
08国と都の「二重取り」シミュレーション
クール・ネット東京の最大の魅力は、国の補助金に上乗せして使えることです。具体的には、以下の制度との併用が認められています。
住宅省エネキャンペーン(先進的窓リノベ2026事業等)、既存住宅断熱リフォーム支援事業、区市町村の補助事業、長期優良住宅化リフォーム推進事業との併給が可能です。
併給時の手続きも簡素化されており、他制度の交付決定通知書(写し)等を添付すれば、交付額確定通知書の発行を待たずに申請できます。
国+都の「二重取り」シミュレーション
- 先進的窓リノベ2026事業
- 52,000円 × 5箇所 = 260,000円
- クール・ネット東京
- 65,000円 × 5箇所 = 325,000円
補助金の併用パターンをさらに詳しく知りたい方は、下記の専用ページをご覧ください。
09申請方法と注意事項
電子申請が推奨
クール・ネット東京では電子申請を推奨しています。紙申請よりも処理が速く、スムーズに手続きが進みます。なお、電子申請で事前申込を行った場合、交付申請兼実績報告も電子申請で行う必要があります(方式統一が必須)。推奨ブラウザはMicrosoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxの最新版です。
申請時の注意事項
アスベスト(石綿)事前調査の徹底
リフォーム工事を行う際は、建物の築年数に関わらずアスベスト含有調査が義務付けられています。クール・ネット東京の申請にもこの調査結果が必要となりますので、必ず着工前に専門業者による調査を実施してください。
本人確認書類(保険証)の取り扱い
従来の健康保険証はすでに廃止されています。本人確認書類として健康保険関連の書類を提出される場合は、マイナ保険証をお持ちでない方に発行される「資格確認書」など、現在有効な書類をご用意ください。
住所変更時の速やかな連絡
申請後に引越しなどで住所が変わった場合は、直ちに事務局へご連絡ください。助成金の確定を知らせる「交付決定通知書」が届かず、手続きが停滞するケースが増えています。
【重要】実績報告時の「振込証明」について
令和8年度からは、工事代金の支払いを証明する書類が厳格化されました。領収書だけでなく、銀行振込時の「振込明細書」や「ご利用明細」等の控えが必須となりますので、大切に保管しておいてください。
集合住宅の写真は「代表住戸」でOK
マンション等の集合住宅で全戸一括申請を行う場合、施工前後の写真は住戸タイプごとに代表的な1戸分を提出すれば足ります。全住戸分を撮影・提出する必要はありません。
助成対象経費に含まれるもの
クール・ネット東京の助成対象経費は、窓・ドア・断熱材・浴槽の材料費、設置と不可分の工事費、そしてリフォーム瑕疵保険の保険料・検査料です。
10よくある質問(FAQ)
具体的には、CP部品(防犯性能の高い建物部品)として登録された外窓を設置する場合、通常の窓改修よりも高い助成単価が適用されます。令和8年度の制度では、1戸あたりの助成上限額は最大300万円に設定されており、防犯対策と住まいの暑さ・寒さ対策を同時に行いたい方にとって、非常にメリットの大きい内容となっています。
その他のご質問はよくあるご質問ページもご覧ください。
11エコマドラボ は東京都内の窓断熱リフォームに対応しています
東京都・埼玉県全域で窓断熱リフォームに対応
エコマドラボは埼玉県ふじみ野市を拠点に、東京都・埼玉県の全域で窓断熱リフォームを手がけています。住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者(S300521)として、国の補助金(先進的窓リノベ2026事業等)の申請代行はもちろん、東京都のクール・ネット東京の手続きもサポートいたします。
東京都にお住まいの方は、先進的窓リノベ2026事業(国)+クール・ネット東京(都)+みらいエコ住宅2026事業(国)の三重取りで補助額を最大化できる可能性があります。「自分の家ではどの制度が使えるのか」「合計でいくら補助が出るのか」を知りたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
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