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目黒区の内窓、どの窓から付ける?部屋ごとの優先順位と補助金

目黒区の内窓、どの窓から付ける?部屋ごとの優先順位と補助金

家じゅうの窓を一度に内窓にするのは、予算の面で難しい。そんなとき、最初に悩むのは「どの窓から付けるか」ではないでしょうか。目黒区で補助金を使う場合は、窓の順番に加えて、どの制度で組むかも決める必要があります。区の助成は、国・東京都の補助金と併用できず、どちらかを選ぶ仕組みだからです。

この記事では、北側の居室、寝室、リビングの大きな窓、水回りの小さな窓を例に、優先順位の考え方を一般論として整理します。そのうえで、窓ごとに制度を分けるのではなく、「家全体の工事を、国・東京都と区のどちらの制度で組むか」という見方で予算を組み立てます。効果や光熱費の変化は保証しません。

作成者 富田 武(エコマドラボ 代表取締役/wills株式会社) プロフィール

作成日 2026年10月26日 最終更新日 2026年10月26日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約10分

どの窓から内窓を付けるかは、何を基準に決めればよいですか?

基準は4つに整理できます。その部屋で過ごす時間、冷えや暑さの感じやすさ、窓の大きさ、そして補助金の条件に合うかです。前の3つは暮らしの事情、最後の1つは制度の事情で、両方を並べて決めます。

この4つは、当社が一般論として整理した考え方で、公式の基準ではありません。内窓を付けた後の室温や光熱費の変わり方は、建物や暮らし方で異なり、保証するものではありません。実際の順番は、現地調査で窓ごとに状況を見て決めます。

内窓を付ける窓を決めるときの4つの観点を示す図 図1 内窓を付ける窓を決める4つの観点 観点1 過ごす時間 寝室やリビングなど、長くいる部屋の窓かどうか 暮らし 観点2 冷え・暑さ 北側で日が入りにくい、西日が強く入るなど 暮らし 観点3 窓の大きさ 窓が大きいほど、国の補助額の区分が上がる 暮らし・制度 観点4 補助金の条件 国は合計5万円以上、区は対象工事が税抜20万円以上 制度 出典:当社が一般論として整理した考え方であり、公式が定めた基準ではありません(2026年10月14日作成)

出典:図1は当社の整理で、公式の基準ではありません。お見積りに窓ごとの方角を記載する流れは、施工の流れのページ(一次情報バンク#5)に基づきます。

部屋ごとに、優先順位はどう考えればよいですか?

寝室やリビングなど長く過ごす居室と、北側で日が入りにくい居室を上位に置き、水回りの小さな窓は補助金の条件を見ながらほかの窓と組み合わせる、という考え方があります。順位は住まいの条件で入れ替わります。

場所 上位に置く考え方(一般論) 注意しておきたい点
北側の居室日射が入りにくく、日中も暖まりにくい傾向があります。冬に冷えを感じる部屋は候補にしやすい場所です。使う時間が短い納戸などは、順位が下がることもあります。
寝室就寝中は長い時間を過ごします。窓際の冷えや結露、屋外の音が気になる部屋は候補にしやすい場所です。結露は換気にも左右され、内窓だけで解消できるとは限りません。
リビングの大きな窓家族が集まる時間が長く、面積も大きい窓です。国の補助額は、窓が大きいほどサイズ区分が上がり大きくなります。費用も大きくなります。出窓は、補助の対象か現地調査での確認が必要です。
西日が当たる窓夏の午後の暑さが気になる場合の候補です。遮熱タイプのLow-E複層ガラスを選ぶ考え方があります。南向きの窓には太陽光を通すクリアのガラスを使う例も、当社サイトで紹介しています。
洗面所・トイレ・浴室の小窓窓が小さく、内窓の設置は1か所約1時間が目安で、ほかの窓と組み合わせやすい場所です。小サイズだけでは、国の「合計5万円以上」に届かない場合があります。

「北側にある寝室」のように複数に当てはまる窓は、上位に置きやすくなります。当社には、気になる一部屋の窓に内窓を付ける「一部屋断熱」のプランがあり、まず一部屋から始める考え方もあります。

出典:内窓1か所約1時間の目安は施工の流れのページ(一次情報バンク#4)、ガラスの例とLow-Eはエコマドラボの専門知識と実績(同#6・#24)、「一部屋断熱」は同#22。

目黒区では、国・東京都と区の補助金をどう使い分ければよいですか?

目黒区の住宅リフォーム資金助成は、国・東京都の助成と併用できません。窓ごとに制度を分けるのではなく、工事全体を「国・東京都」か「目黒区」のどちらで組むかを、先に決めます。

区の公式ページには、国・東京都のリフォーム工事助成を申請している場合は区の助成を申請できない、と記載されています。そこで「ルートA=国(先進的窓リノベ2026事業)と東京都」「ルートB=目黒区の省エネリフォーム工事の助成」と呼んで整理します。

項目 ルートA 国+東京都 ルートB 目黒区
申請の向き国:工事の完了・引渡し後に交付申請。東京都:契約・施工の前に事前申込工事開始前に区へ申請し、審査結果通知後に着工(国の交付申請とは順番が逆)
下限・上限国:合計5万円以上、1戸100万円まで。東京都:合計5万円以上、1住戸200万円まで対象工事の費用が税抜20万円以上。上限20万円

どちらが有利かは、窓の数、サイズ、製品、工事費で変わります。同じ窓の組み合わせでお見積りを出し、金額を並べて比べます。国・東京都も区の助成も、申請すれば必ず受け取れるものではありません。要件と審査があり、予算の上限や期限で終了する場合があります。本記事は受給を保証するものではありません。

目黒区で内窓の補助金を使うとき、国と東京都のルートと目黒区のルートのどちらか一方を選ぶことを示す図 図2 工事全体で、どちらのルートで組むか ルートA 国+東京都 ルートB 目黒区 国:完了・引渡し後に申請 東京都:契約・施工の前に事前申込 工事開始前に区へ申請 審査結果通知書の後に着工 国・東京都とも合計5万円以上の工事 対象工事が税抜20万円以上、1回限り 登録事業者・手続代行者が申請を代行 区内業者が行う工事が対象 窓ごとにルートを分けることはできません。国・東京都の助成を申請していると、区の助成は申請できません。 出典:先進的窓リノベ2026事業/クール・ネット東京/目黒区 各公式サイト(2026年10月14日確認)

出典:国は事業概要と申請手続きの詳細、東京都はクール・ネット東京の公式ページ、目黒区は住宅リフォーム資金助成のページ(更新日2026年4月1日)。いずれも2026年10月14日確認。図2は当社の整理です。

窓を少なく始める場合でも、国の補助金は使えますか?

国の先進的窓リノベ2026事業は、1申請あたりの補助額の合計が5万円以上の工事が対象です。小さな窓1〜2か所だけでは届かない場合があるため、最初に付ける窓の組み合わせを考えておくと整理しやすくなります。

国の内窓の補助額は、窓1か所(1製品)ごとに、等級とサイズ区分で決まる定額です。サイズ区分は、小が0.2㎡以上1.6㎡未満、中が1.6㎡以上2.8㎡未満、大が2.8㎡以上4.0㎡未満です。次の表は、等級S(Uw1.5以下)の戸建住宅向けの額の足し算で、工事費の目安ではありません。

組み合わせ(等級S・戸建) 補助額の合計 5万円以上か
小1か所(22,000円)22,000円満たさない
小2か所44,000円満たさない
中1か所(34,000円)34,000円満たさない
中1か所+小1か所56,000円満たす
大1か所(52,000円)52,000円満たす

等級P(SS)(Uw1.1以下)の製品なら、中サイズ1か所で58,000円となり、5万円以上を満たします。洗面所やトイレの小窓から始めたい場合は、ほかの窓と同じ申請にまとめておくと、条件に届かない事態を避けられます。国の交付申請は工事の完了・引渡し後で、遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合は当該時点まで)です。予約は任意で、着工前に必須なのは工事前写真の撮影です。内窓は既存の外窓の開口面から屋内側へ50cm以内に設置するものが対象で、出窓は対象外となる場合があります。先進的窓リノベ2026事業も、申請すれば必ず受け取れるものではありません。要件と審査があり、予算の上限や期限で終了する場合があり、本記事は受給を保証するものではありません。

出典:事業概要(上限・下限)、申請手続きの詳細(交付申請・予約・工事前写真は予約が任意で最初の工事に着手した以降、遅くとも2026年11月16日まで)、内窓設置のページ(補助額・設置条件)。いずれも2026年10月14日確認(一次情報バンク#14・#14-b)。足し算は当社の計算です。

目黒区の助成で組む場合、窓の順番はどう考えればよいですか?

区の省エネリフォーム工事の助成は、対象工事の費用が税抜20万円以上、助成は20%で上限20万円、1つの住宅につき1回限りです。窓を分けて工事すると使えるのは最初の1回だけなので、含める窓を先に決めます。

項目 内容(2026年10月14日確認)
助成額対象工事のみの税抜費用の20%(千円未満切捨て)、上限20万円
窓まわりの対象工事内窓の設置、複層ガラス・断熱窓・断熱ドアへの取替など
下限・回数対象工事の費用合計が税抜20万円以上。省エネリフォーム助成は1つの住宅につき1回限り
住宅の要件の例区民が区内に所有し自ら居住する、築10年以上で新耐震基準に適合した住宅
申請の時期工事開始前(2週間程度前まで)に申請し、審査結果通知書の後に着工。国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆。令和9年3月31日までに工事と支払いを完了
施工者区内業者が行う工事であること。目黒区外の業者が施工する工事は対象外

施工者の条件に注意が必要です。公式ページは「目黒区外の業者が施工する工事」を対象とならない工事に挙げています。当社は埼玉県ふじみ野市の事業者のため、当社の施工で区の助成は使えない見込みです。区内業者の範囲は区の住宅課でご確認ください。ルートBは、区内業者に依頼する場合の選択肢として整理しています。

計算の例として、対象工事の税抜費用が50万円なら20%で10万円、100万円以上なら上限の20万円です。仕組みを示す例で、実際の工事費や助成額ではありません。工事費は、見積りと実際の金額(税抜)の低いほうで扱われます。

窓を数回に分けて工事すると、区の助成を使えるのは最初の1回の申請だけです。公式ページに「一つの住宅につき、一回限り」とあります。区の助成を受けた後に国・東京都へ申請する場合の扱いは、区の窓口でご確認ください。

受付状況は、2026年10月14日時点で次のとおりです。区の公式ページ(更新日2026年4月1日)に、受付の終了や一時停止の記載は確認できませんでした。受付期間や予算の残りは載っておらず、「予算の範囲内で先着順」とされています。今年度は、都内のほかの区で予算の到達により受付が終了した例もあります。最新の状況は、区の住宅課居住支援係(電話 03-5722-9878)でご確認ください。区の助成も申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。

出典:目黒区 住宅リフォーム資金助成と提出書類一覧(いずれも更新日2026年4月1日・2026年10月14日確認)。ほかの区の受付終了の例は、北区公式ページ(2026年9月25日更新)で確認しました。

東京都の制度も使う場合、優先順位の決め方は変わりますか?

ルートAで東京都も使う場合、契約・施工の前に東京都の事前申込の受付を済ませる必要があり、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。使う窓を先に決めないと事前申込の準備が進まないため、優先順位の整理が先になります。

東京都の令和8年度の助成上限は、1住戸あたり200万円(防犯にも資する高断熱窓は300万円)です。助成金額の合計が1申請あたり5万円以上の工事が対象で、事前申込の後、1年以内に交付申請兼実績報告を行います。

国と東京都を使う場合と、目黒区の助成を使う場合の手続きの順番を並べて示す図 図3 手続きの順番の違い ルートA 国+東京都 1 東京都へ 事前申込 2 受付後に 契約 3 工事前写真 →着工 4 完了・ 引渡し 5 国へ 交付申請 6 東京都へ 実績報告 ルートB 目黒区 1 区へ申請 2 審査結果 通知書 3 着工 4 工事完了 5 完了手続き (原則30日以内) 出典:先進的窓リノベ2026事業/クール・ネット東京/目黒区 各公式サイト(2026年10月14日確認)

出典:クール・ネット東京の公式ページ、申請手続きの詳細、目黒区の公式ページ(いずれも2026年10月14日確認)。窓ごとの助成単価は東京都の公式ページでご確認ください。

あとから窓を追加して別の契約にすると、事前申込や工事前写真が契約ごとに必要になる場合があります。「どの窓を、どの契約に含めるか」を先に決めておくと整理しやすくなります。

予算は、どの順番で組み立てればよいですか?

窓の一覧づくり、優先順位づけ、ルートの選択、条件の確認、お見積りでの実質負担の確認、の5つの順に進めます。補助額は窓のサイズと製品で変わるため、最終的な金額はお見積りに記載されます。

01窓の一覧をつくる。部屋、方角、おおよその大きさをメモします

024つの観点で、「最初に付ける」「できれば同時に」「今回は見送る」の3段階に分けます

03ルートを決める。区の助成は区内業者の施工が条件のため、依頼先でも選べるルートが変わります。迷ったら、同じ窓の組み合わせでお見積りを出して並べます

04条件を確認する。ルートAは補助額の合計が5万円以上か、ルートBは対象工事の費用が税抜20万円以上かを確かめ、区は1回限りなので含める窓を先に決めます

05お見積りで、窓ごとの製品名、補助額、実質のご負担額を比べます

一度にまとめる場合は、手続きが1回で済み、1回限りの区の助成にも窓をまとめて含められますが、1回のお支払いは大きくなります。分ける場合は、1回の負担は小さくなりますが、区の助成を使えるのは最初の1回だけで、国の2026年事業は遅くとも2026年12月31日までの交付申請が前提です。

この窓は、候補の上位に置きやすいか

気になる窓を1つ思い浮かべてチェックしてください。補助の対象や効果を判定するものではなく、窓を見比べる整理用です。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個予算に余裕があるときに加える窓として、控えておく考え方があります。
3〜4個最初の候補に入れて検討したい窓です。補助金の条件もあわせて確認しましょう。
5〜6個候補の上位に置きやすい窓です。現地調査で状態を確認し、順番を決めていきます。

窓の優先順位や補助金の整理は、自分で行う必要がありますか?

窓の一覧づくりは、現地調査での採寸と方角の確認から当社がお手伝いします。国と東京都の申請書類の作成と提出は当社が代行し、スケジュール管理も含みます。申請代行に費用はかかりません。

国の補助金は、お客様ご自身では申請できず、登録事業者が行います。東京都は手続き代行者も申請でき、当社が代行を受託しています。受け取りは、国が工事代金からの差引きまたは後日の現金、東京都がお客様の口座への直接の振込です。

出典:申請代行と受け取り方法はエコマドラボの専門知識と実績・施工の流れのページ(一次情報バンク#7)。

内窓は、どの窓から付けるのがよいですか?
過ごす時間、冷えや暑さの感じやすさ、窓の大きさ、補助金の条件の4つを窓ごとに見比べる考え方があります。寝室やリビング、北側の居室が候補になりやすい一方、順位は住まいで異なり、現地調査で決めます。

目黒区の補助金は、国・東京都の補助金と一緒に使えますか?
使えません。区の公式ページに、国・東京都のリフォーム工事助成を申請している場合は区の助成を申請できないとあります。工事全体で、国と東京都のルートか、目黒区のルートかを選びます。

小さな窓だけを付ける場合も、国の補助金は使えますか?
国の先進的窓リノベ2026事業は、1申請あたりの補助額の合計が5万円以上の工事が対象です。等級Sの小サイズは1か所22,000円で、2か所でも44,000円のため届かず、ほかの窓と同じ申請にまとめる必要があります。

目黒区の省エネリフォーム助成は、窓を分けて工事しても何度も使えますか?
何度も使うことはできません。公式ページに、省エネリフォーム助成は一つの住宅につき一回限りとあります。助成は対象工事の税抜費用の20%で上限20万円、対象工事の費用合計は税抜20万円以上が条件です。

東京都の補助金を使うとき、契約はいつすればよいですか?
契約・施工の前に東京都の事前申込の受付を済ませることが条件で、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。受付を確認して契約し、工事前写真を撮影して着工します。

目黒区の助成は、エコマドラボの施工でも使えますか?
使えない見込みです。区の助成は区内業者が行う工事が対象で、目黒区外の業者が施工する工事は対象外とされています。当社は埼玉県ふじみ野市の事業者のため、国と東京都のルートでご案内します。

どの窓から付けるか迷ったら、まず現地調査でご相談ください

現地調査とお見積りは無料です。窓ごとの状況を確認し、国・東京都と区それぞれの条件を踏まえて、窓の順番と補助金の組み立て方をご説明します。国と東京都の申請手続きと期限の管理は当社が代行します。

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