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中野区の窓リフォーム、内窓・外窓交換・ガラス交換の選び方と補助金

中野区の窓リフォーム、内窓・外窓交換・ガラス交換の選び方と補助金

中野区で窓のリフォームを考え始めると、「内窓をつける」「窓ごと取り替える」「ガラスだけ替える」と、似た言葉がいくつも並びます。どれも補助金の対象になりうる工事ですが、工事の大きさも、既存の窓の扱いも、同じではありません。

この記事では、国の先進的窓リノベ2026事業の公式説明と、中野区が公開している高断熱窓の補助の資料をもとに、内窓設置・外窓交換(カバー工法とはつり工法)・ガラス交換の違いを整理します。当社の標準のご提案は内窓のため、外窓交換とガラス交換については、当社の実績や費用は載せず、公式の説明と制度の条件だけを中立にお伝えします。

作成者 富田 武(エコマドラボ 代表取締役/wills株式会社) プロフィール

作成日 2026年10月24日 最終更新日 2026年10月24日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約9分

中野区の窓は、内窓・外窓交換・ガラス交換で何が違いますか?

違いは、既存の窓をどこまで残すかです。ガラス交換はサッシを残してガラスだけを替え、内窓は既存の窓を残して内側に窓を足します。外窓交換は窓そのものの取り替えで、窓枠の扱いによって2つの工法があります。

国の先進的窓リノベ2026事業は、対象工事をガラス交換・内窓設置・外窓交換(カバー工法)・外窓交換(はつり工法)の4つに分け、公式ページで定義しています。同じ「交換」でも、どこまで替えるのかを、見積書の工事名で確かめることが比較の出発点です。

工事 公式の説明(要約) 既存の窓の扱い
ガラス交換既存窓のガラスだけを取り外し、既存のサッシを使って複層ガラス等に交換する工事(障子枠だけの交換もこちら)ガラスだけ替え、サッシは残す
内窓設置既存窓の内側に内窓を新設する工事(既存の内窓の交換を含む)。既存の外窓の開口面から屋内側へ50cm以内に、平行に設置するものに限る既存の窓は残し、内側に窓を足す
外窓交換(カバー工法)既存窓のガラスを取り外し、既存の窓枠の上から新たな窓枠を被せて、複層ガラス等にする工事既存の枠の上に、新しい枠を被せる
外窓交換(はつり工法)既存窓のガラスと窓枠を取り外し、新たな窓枠を付けて、複層ガラス等にする工事枠も取り外して、新しい枠にする
内窓設置・ガラス交換・外窓交換のカバー工法とはつり工法で、既存の窓のガラス、窓枠、内側の窓がそれぞれどうなるかを比べる図 図1 4つの工事で、既存の窓に起きること ガラス 窓枠(サッシ) 内側の窓 ガラス交換 替える そのまま使う なし 内窓設置 そのまま使う そのまま使う 新たに付ける 外窓交換(カバー工法) 替える 上から被せる なし 外窓交換(はつり工法) 替える 取り外して新設 なし 濃い帯は替える・新たに付ける部分、灰色はそのまま使う部分です。 出典:先進的窓リノベ2026事業の各工事の公式ページ(2026年10月14日確認)をもとに当社が作成

出典:ガラス交換/内窓設置/外窓交換(カバー工法)/外窓交換(はつり工法)(先進的窓リノベ2026事業の公式ページ・2026年10月14日確認)。表は当社の要約です。

中野区の補助金は、どの工事まで対象になりますか?

中野区の補助は「高断熱窓」の改修が対象で、区の様式には改修方法として内窓設置・ガラス交換・外窓交換(カバー工法含む)が挙げられています。ただし、登録された製品であることなどの要件があります。

区の案内ページと「高断熱窓について」の資料には、工事の種類ごとの金額表がありません。主な条件は次のとおりです(令和8年度)。

項目 区の案内(2026年10月14日確認)
制度中野区省エネルギー設備等設置補助金(令和8年度)の高断熱窓(改修)
補助額補助対象経費(税抜)の2分の1相当額(1,000円未満切り捨て)と15万円を比べて、少ない額
対象の工事設置証明書の様式の改修方法に、内窓設置・ガラス交換・外窓交換(カバー工法含む)
製品北海道環境財団またはSII(環境共創イニシアチブ)の登録を受けた窓・ガラス(令和7年4月1日以降に登録状態にあったもの)
改修の範囲少なくとも1つの居室の、外気に接するすべての窓を改修すること
設置期間令和8年2月1日〜令和9年1月31日に設置。設置日は保証書の「保証開始日」
申請設置後に電子申請。申請時に設置前の写真も必要
対象外の例窓に貼る断熱フィルム。高断熱ドアは令和8年度から対象外

金額表がないため、区の補助は、内窓か外窓交換かで計算方法は変わりません。ただし上限は15万円で、下の図のとおり、補助対象経費が30万円(税抜)以上になると計算上は頭打ちになります。

中野区の高断熱窓の補助は、補助対象経費の2分の1と15万円を比べて少ない額になる仕組みを、経費10万円から40万円の計算例で示す図 図2 中野区の補助額の決まり方(計算例) 補助額 = 補助対象経費(税抜)の2分の1 と 15万円 を比べて、少ないほう 経費 10万円の例 経費 10万円 補助額 5万円 経費 20万円の例 経費 20万円 補助額 10万円 経費 30万円の例 経費 30万円 補助額 15万円(上限に到達) 経費 40万円の例 経費 40万円 補助額 15万円(上限に到達) 経費が30万円(税抜)以上になると、計算上は上限の15万円で頭打ちになります。 数字は仕組みを示す計算例で、実際の費用や補助額ではありません。 出典:中野区「高断熱窓について」(2026年10月14日確認)をもとに当社が計算

出典:中野区「省エネルギー設備等の設置に係る費用の一部を補助します」(ページの更新日2026年9月4日)、高断熱窓について(PDF)、設置証明書の参考様式(PDF)、Q&A(PDF)(いずれも2026年10月14日確認)。図2は当社の計算例です。

工事の種類を選ぶ前に、区のQ&Aで押さえておきたい点があります。同種の補助対象設備には一回限りの補助で、今年度に補助を受けると、次年度以降に別の箇所を追加で申請することはできません。工事を年度で分ける計画は、先に区へ確認してください。また、区の他の補助制度とは併用できず、国や東京都の補助金とは、国や都が禁止していなければ併用できます。申請者と工事費用の支払者が同じである必要もあります。

受付は前期と後期に分かれています。2026年10月14日に区の案内ページを確認した時点では、令和8年度前期は9月4日14時に予算額へ到達して受付を終了していました。後期は令和8年11月30日午前8時30分から令和9年2月28日までで、残りの予算に達した時点で締め切られます。前期の終了以外に、受付の一時中止や変更の案内は見当たりませんでしたが、状況は変わることがあるため、申請前に区の公式ページで最新の受付状況を確認してください。

区の補助も、国・東京都の補助金も、申請すれば必ず受け取れるものではなく、要件と審査があり、予算の上限や期限で終了する可能性があります。本記事は受給を保証するものではありません。

出典:受付期間は中野区 公式ページ、一回限り・併用・支払者はQ&A(PDF)(2026年10月14日確認)。

国と東京都の補助は、工事の種類によって何が変わりますか?

国の補助額は工事ごとに別の表があり、内窓は性能区分のA等級が対象外です。東京都は契約・施工の前に事前申込の受付を済ませる必要があり、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。

国の補助額は、建物の種類、窓の性能区分(Uw値)、サイズで決まり、工事ごとに表が分かれています。下の表は、戸建住宅でS等級(Uw1.5以下)の製品を入れた場合の、公式の金額の抜粋です。

工事(戸建・S等級) 小 中 大 対象の性能区分
ガラス交換(ガラス1枚)7,000円23,000円35,000円P(SS)・S・A
内窓設置(1製品)22,000円34,000円52,000円P(SS)・S(A等級は対象外)
外窓交換 カバー工法(1製品)60,000円92,000円124,000円P(SS)・S・A
外窓交換 はつり工法(1製品)44,000円68,000円92,000円P(SS)・S・A

サイズの区分は、内窓と外窓が小=0.2〜1.6㎡未満、中=1.6〜2.8㎡未満、大=2.8〜4.0㎡未満、ガラス交換は小=0.1〜0.8㎡未満、中=0.8〜1.4㎡未満、大=1.4〜2.0㎡未満です。

補助額の大きい工事が、実質の負担額も小さいとは限りません。工事の中身も費用も違うため、見積りで補助額を差し引いたあとの金額を並べて比べてください。国には、1戸あたり上限100万円、1申請あたり合計5万円以上という条件もあります。

東京都(クール・ネット東京の令和8年度「既存住宅における省エネ改修促進事業」)は、内窓設置、外窓交換(はつり工法・カバー工法)、ガラス交換などが対象で、上限は1住戸あたり200万円(「断熱窓+防犯窓」として登録された製品は300万円)です。

東京都は契約・着工の前に事前申込、国と中野区は工事の完了後・設置後に申請というように、申請の時期が異なることを示す図 図3 東京都・国・中野区、申請の時期の違い 契約・着工 工事完了・引渡し・設置 東京都 事前申込 交付申請兼実績報告 国 交付申請(完了・引渡し後) 中野区 申請(設置後・電子申請) 東京都だけ、契約・着工の前に事前申込が必須で、国とは順番が逆です。 中野区は設置後に申請しますが、申請時に設置前の写真も必要です。 出典:クール・ネット東京/先進的窓リノベ2026事業/中野区 各公式サイト(2026年10月14日確認)

東京都を使う場合の順番は、東京都へ事前申込→受付後に契約→工事前写真→着工→完了・引渡しのあとに国へ交付申請し、設置後に中野区へ申請する流れです。東京都は契約・施工の前、国と中野区は工事の完了後・設置後と、東京都だけ国とは順番が逆になります。

国の交付申請の予約は任意で、最初の工事に着手した以降に行います。予約の受付は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも2026年12月31日までで、いずれも予算上限に達した時点で終了します。参考として、予算に対する申請額の割合は、公式トップに2026年10月13日午前0時時点で28%(概算値)と公表されています。

出典:補助額・性能区分・サイズ区分は国のガラス交換/内窓設置/カバー工法/はつり工法の公式ページ(戸建住宅の表)、上限・下限は事業概要、予約と申請の時期は申請手続きの詳細、割合は公式トップ、東京都はクール・ネット東京 公式ページ(いずれも2026年10月14日確認)。表は公式の表の一部です。

工事の規模と工期は、工事の種類でどう違いますか?

当社サイトの記載では、内窓は1窓あたり約1時間が目安、カバー工法による外窓交換は1〜2日が目安です。ガラス交換とはつり工法の日数は当社のページに記載がなく、現場の状態で変わるため、見積りで確認します。

工事 工期の目安(当社サイトの記載)
ガラス交換当社ページに記載なし。現地で確認
内窓設置1窓あたり約1時間。壁を壊さず、住みながら施工できる
外窓交換(カバー工法)1〜2日が目安
外窓交換(はつり工法)当社ページに記載なし。現地で確認

工事の規模は、窓の数や状態でも変わります。外窓交換では、窓まわりの補修や屋外側の作業が必要か、見積りに含まれているかを確認します。

区の補助は、令和9年1月31日までに設置を終える必要があり、設置日は保証書の「保証開始日」とされています。日数のかかる工事を選ぶ場合は、契約の前に設置の完了時期を確認してください。東京都を使う場合は、事前申込の受付後に契約するため、工事日程は受付後に確定します。

出典:工期は施工の流れのページ・窓断熱のページ(一次情報バンク#4・#23。当社サイトの記載値で、実績の集計値ではありません)。区の設置期間は高断熱窓について(PDF)・Q&A(PDF)(2026年10月14日確認)。

自分の窓には、どの工事を検討するのがよいですか?

窓枠や開け閉めに問題がなく、今の窓の性能を足したいなら内窓、窓そのものも新しくしたいなら外窓交換、サッシを活かしてガラスだけ替えたいならガラス交換が候補です。最終的な判断は、現地調査で窓の状態を見てからです。

当社の標準のご提案は内窓で、2026年度の補助金要件(Sグレード・Uw1.5以下)を満たす製品をご提案しています。内窓は、既存の外窓の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置することが、公式の条件です。

外窓交換は窓そのものを更新できる一方、交換前のサッシ数を超える設置や、外壁に新しく開口部を設ける工事は、原則として国の補助の対象になりません。ガラス交換は、既存のサッシとの組み合わせで性能区分が変わるため、サッシも含めて現地で確認します。

分譲マンションでは、窓の扱いに管理規約が関わります。区のQ&Aでは、外窓など共用部分と見なされる箇所は管理組合等が対象で、個人が申請する場合は管理組合の工事承諾書などが必要とされています。どの窓が共用部分にあたるかは、工事の種類を決める前に、管理規約と管理組合で確認してください。

見積りでは、窓ごとの工事の種類、製品名と性能区分、補助額と実質の負担額を、同じ条件の窓で並べて比べます。当社の内窓のお見積りには、製品代と工事費の合計金額(税込)も記載します。現地調査とお見積りは無料です。

窓の状態で、見積りに入れる工事を整理する

当てはまるものにチェックを入れてください。補助の対象かどうかを判定する診断ではなく、窓の状態を整理するためのものです。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個既存の窓を残して内側に足す内窓が、最初の候補になります。
3〜4個内窓と外窓交換の両方を見積りに入れて、並べて比べる段階です。
5〜6個窓枠やガラスの状態、マンションなら管理規約を、先に確認しておく段階です。

出典:対象条件は国の内窓設置/カバー工法/ガラス交換の公式ページ、マンションの扱いは中野区のQ&A(PDF)(いずれも2026年10月14日確認)。取扱製品はエコマドラボの専門知識と実績・お見積りの記載は施工の流れのページ(一次情報バンク#5・#6)。チェック項目は当社が作ったもので、公式の基準ではありません。

補助金の申請は、自分で行う必要がありますか?

国の申請はお客様ご自身ではできず、登録された事業者が行います。当社は国と東京都の申請を無料で代行します。中野区の申請の進め方は、現地調査の際にご説明します。

当社が代行する内容は、施工前後の写真の撮影と整理、申請書類一式の作成、国と東京都への提出、審査対応で、スケジュールの管理も含みます。国の補助金は全額をお客様へ還元し(工事代金からの差し引き、または後日の現金)、東京都の助成金はお客様の口座へ直接振り込まれます。最終的な交付は、各制度の審査で決まります。

出典:申請代行の範囲・スケジュール管理の代行・補助金の受け取り方法はエコマドラボの専門知識と実績および施工の流れのページ(一次情報バンク#7・2026年10月時点)、区の条件はQ&A(PDF)(2026年10月14日確認)。

中野区の補助は、内窓だけでなく外窓交換やガラス交換でも使えますか?
区が公開している設置証明書の様式では、改修方法として内窓設置・ガラス交換・外窓交換(カバー工法含む)が挙げられており、内窓以外も対象に含まれると読み取れます。ただし、登録製品であることなどの要件があります。個別の可否は区の窓口でご確認ください。

中野区の補助額は、工事の種類で変わりますか?
区の資料には、工事の種類ごとの金額表は載っていません。補助額は、補助対象経費(税抜)の2分の1に相当する額(1,000円未満切り捨て)と15万円を比べて、少ないほうです。国の補助額は工事ごとに別の表があります。

国の補助額は、内窓と外窓交換でどのくらい違いますか?
国の公式の表(戸建住宅・S等級・小サイズ)では、内窓設置が22,000円、カバー工法が60,000円、はつり工法が44,000円、ガラス交換が1枚7,000円です。補助額の大小は、実質の負担額の大小を示しません。

カバー工法とはつり工法は、何が違いますか?
国の公式では、カバー工法は既存の窓枠の上から新しい窓枠を被せる工事、はつり工法は既存のガラスと窓枠を取り外して新しい窓枠を取り付ける工事とされています。選べる工法は、現地調査で窓の状態を見て確認します。

中野区の補助は、いつ申請すればよいですか?
区への手続きは設置後で、申請時に設置前の写真も必要です。2026年10月14日の確認時点では、前期は9月4日に予算額へ到達して終了し、後期は令和8年11月30日午前8時30分から令和9年2月28日までと案内されています。東京都は契約・施工の前に事前申込が必要で、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。最新の受付状況は区の公式ページで確認してください。

内窓を今年度つけたあと、別の窓の外窓交換を来年度に追加で申請できますか?
中野区のQ&Aでは、同種の補助対象設備への補助は一回限りで、今年度に高断熱窓の補助を受けた場合、次年度以降に設置していない箇所の申請はできないと案内されています。工事を分ける場合は、事前に区へ確認してください。

工事の種類で迷ったときも、まず現地調査からご相談ください

現地調査とお見積りは無料です。窓の状態を見ながら、国・東京都・中野区それぞれの条件と申請の順番を踏まえて、見積りに入れる工事を整理します。

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