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杉並区の窓は内窓・外窓交換・ガラス交換のどれ?補助金と工法を比較

杉並区の窓は内窓・外窓交換・ガラス交換のどれ?補助金と工法を比較

杉並区で窓のリフォームを考えると、「内窓をつける」「窓ごと取り替える」「ガラスだけ替える」と、似た言葉がいくつも出てきます。どれも国・東京都・杉並区の補助金の対象に含まれる工事ですが、工事の規模も、既存の窓の扱いも違います。

この記事では、国の公式説明をもとに4つの工事(ガラス交換、内窓設置、外窓交換のカバー工法とはつり工法)の違いを整理し、杉並区の助成の対象範囲と選ぶ観点を比べます。当社の標準のご提案は内窓のため、外窓交換とガラス交換については、費用や施工の実績は載せず、公式の説明と制度の条件だけを中立にお伝えします。

作成者 富田 武(エコマドラボ 代表取締役/wills株式会社) プロフィール

作成日 2026年10月23日 最終更新日 2026年10月23日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約9分

内窓・外窓交換・ガラス交換は、何がどう違いますか?

違いは、既存の窓をどこまで残すかです。ガラス交換は既存のサッシを残してガラスだけを替え、内窓は既存の窓を残して内側に窓を足します。外窓交換は窓そのものを取り替える工事で、カバー工法とはつり工法の2種類があります。

国の先進的窓リノベ2026事業は、対象工事をこの4つに分けて公式に定義しています。似た言葉が混ざって分かりにくいときは、まずこの定義に立ち返ると整理しやすくなります。

工事 公式の説明(要約) 既存の窓の扱い
ガラス交換既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事ガラスだけ替え、サッシは残す
内窓設置既存窓の内側に新たに内窓を新設する、または既存の内窓を新しい内窓に交換する工事。開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限る既存の窓は残し、内側に窓を足す
外窓交換(カバー工法)既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事既存の枠の上に、新しい枠を被せる
外窓交換(はつり工法)既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事枠も取り外して、新しい枠にする

なお、障子枠(ガラスとフレーム)だけを交換して窓枠は交換しない工事は、ガラス交換として扱われます。同じ「交換」でも、どこまで替えるのかを見積書で確かめることが出発点です。

内窓、外窓交換のカバー工法とはつり工法、ガラス交換の4つの工事で、既存の窓のどこが替わるかを示す図 図1 4つの工事で、既存の窓に起きること ガラス 窓枠(サッシ) 内側の窓 ガラス交換 交換 そのまま使う なし 内窓設置 そのまま使う そのまま使う 新たに取り付け 外窓交換(カバー工法) 交換 既存枠の上から被せる なし 外窓交換(はつり工法) 交換 取り外して新しい枠に なし 左に濃い帯がある枠は、その工事で替える・新たに付ける部分です。灰色はそのまま使う部分です。 内窓設置は、既存の外窓の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限られます。 出典:先進的窓リノベ2026事業 対象工事の詳細(公式・2026年10月14日確認)をもとに作成

出典:ガラス交換/内窓設置/外窓交換(カバー工法)/外窓交換(はつり工法)(先進的窓リノベ2026事業の公式ページ・2026年10月14日確認)。表は当社の要約です。

杉並区の補助金は、どの工事まで対象になりますか?

杉並区の助成は、ガラスの交換・内窓の設置・外窓の交換のすべてが対象です。区の案内には、カバー工法とはつり工法の区別は書かれていません。申請は工事と支払いが完了した後で、東京都のような事前申込はありません。

杉並区の「エコ住宅促進助成」の窓等断熱改修は、既存住宅が対象です。令和8年度の助成額は、面積の区分ごとの定額です。

対象 面積の区分ごとの助成額 備考
ガラスの交換(1枚あたり)大(1.4㎡以上)4,000円/中(0.8㎡以上1.4㎡未満)3,000円/小(0.1㎡以上0.8㎡未満)2,000円複層ガラス等への交換
内窓の設置・外窓の交換(1カ所あたり)大(2.8㎡以上)10,000円/中(1.6㎡以上2.8㎡未満)7,000円/小(0.2㎡以上1.6㎡未満)4,000円サッシの枠外寸法で測定。内窓と外窓は同じ金額表
合算限度額150,000円ガラス・内窓・外窓・ドア引戸の合計。1,000円未満は切り捨て

つまり、区の助成だけを見ると、内窓か外窓かで金額は変わりません。1カ所あたり4,000〜10,000円は、次の章の国の補助額と比べると小さく、工事の種類は、国・東京都の補助額、工事の中身、窓の状態で考えることになります。

ガラス・内窓・外窓は、先進的窓リノベ2026事業、みらいエコ住宅2026事業、または北海道環境財団で、補助対象製品として登録されていることが導入要件とされています。工事の完了日が令和8年2月1日から令和9年1月31日までであることも条件です。受付は令和8年4月10日から令和9年2月26日までで、予算枠に達すると終了し、抽選になることがあります。

また、耐用期間は10年で、期間内は同一世帯で同一種類の機器を再申請できません。内窓と外窓を別々の年に工事する場合の扱いは案内に書かれていないため、事前に区の窓口(環境部環境課温暖化対策係)へ確認してください。

杉並区の助成も、国・東京都の補助金も、申請すれば必ず受け取れるものではなく、要件と審査があり、予算の上限や期限で終了する可能性があります。本記事は受給を保証するものではありません。

出典:杉並区 窓・断熱改修等の助成(令和8年度)(ページ更新日2026年10月1日)、杉並区 窓等断熱改修の概要(同2026年6月25日)。いずれも2026年10月14日確認。

国と東京都の補助は、工事の種類によって何が変わりますか?

国の先進的窓リノベ2026事業は、工事ごとに別の補助額の表があり、内窓は性能区分のA等級が対象外です。東京都は契約・施工の前に事前申込の受付を済ませる必要があり、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。

国の補助額は、建物の種類、窓の性能区分(Uw値)、サイズで決まり、工事ごとに表が分かれています。下の表は、戸建住宅でS等級(Uw1.5以下)の製品を小さいサイズで入れた場合の、公式の金額の一例です。

工事 国の補助額の例(戸建住宅・S等級・小サイズ) 対象になる性能区分
ガラス交換7,000円(ガラス1枚・0.1㎡以上0.8㎡未満)P(SS)・S・A
内窓設置22,000円(1製品・0.2㎡以上1.6㎡未満)P(SS)・S(A等級は対象外)
外窓交換(カバー工法)60,000円(1製品・0.2㎡以上1.6㎡未満)P(SS)・S・A
外窓交換(はつり工法)44,000円(1製品・0.2㎡以上1.6㎡未満)P(SS)・S・A

サイズが大きいほど、またP(SS)(Uw1.1以下)の製品ほど金額は大きくなります。ただし補助額の大小は、実質の負担額の大小を示すものではありません。見積りで「補助額を差し引いた実質の負担額」を並べて比べてください。

国の交付申請には、1申請あたりの合計補助額が5万円以上という条件があり、1戸あたりの上限は100万円です。補助額の小さい工事を少数だけ行う場合は、下限に届くかを事前に確認します。工事前写真は、撮り忘れると交付を受けられません。

東京都(クール・ネット東京の令和8年度「既存住宅における省エネ改修促進事業」)は、内窓設置、外窓交換(はつり工法・カバー工法)、ガラス交換などを対象にし、上限は1住戸あたり200万円(「断熱窓+防犯窓」として登録された製品は300万円)です。

4つの工事が、国・東京都・杉並区の3つの制度でそれぞれ対象になるかを示す対応表の図 図2 工事の種類と3制度の対応 国(窓リノベ2026) 東京都 杉並区 ガラス交換 対象 対象 対象(1枚ごと) 内窓設置 対象(A等級は対象外) 対象 対象(1カ所ごと) 外窓交換(カバー工法) 対象 対象 外窓の交換として対象 外窓交換(はつり工法) 対象 対象 外窓の交換として対象 どの工事も3制度の対象に含まれます。ただし製品の性能区分や登録、申請の順番は制度ごとに違います。 出典:先進的窓リノベ2026事業/クール・ネット東京/杉並区 各公式サイト(2026年10月14日確認)

出典:補助額・性能区分はガラス交換/内窓設置/カバー工法/はつり工法の公式ページ、上限・下限・着手日は事業概要、東京都はクール・ネット東京 公式ページ(いずれも2026年10月14日確認)。表の金額は公式の表から一部を抜き出したものです。

手続きの順番は、制度によって違います。東京都を使う場合は、東京都へ事前申込→受付後に契約→工事前写真→着工→完了のあとに、国へ交付申請し、杉並区へ申請する流れです。東京都は契約・施工の前、国と区は工事の完了後と、東京都だけ国とは順番が逆になります。

国の交付申請の予約は任意で、最初の工事に着手した以降に行い、受付は遅くとも2026年11月16日までです。交付申請は遅くとも2026年12月31日までで、いずれも予算上限に達した時点で終了します。

出典:先進的窓リノベ2026事業 申請手続きの詳細、クール・ネット東京 公式ページ(いずれも2026年10月14日確認)。

工事の規模と工期は、工事の種類でどう違いますか?

当社サイトの記載では、内窓は1窓あたり約1時間が目安、カバー工法による外窓交換は1〜2日が目安です。ガラス交換とはつり工法の日数は当社のページに記載がなく、現場の状態で変わるため、見積りで確認します。

工事 工事の中身(公式の定義から) 工期の目安(当社サイトの記載)
ガラス交換既存サッシを残し、ガラスを交換する当社のページに日数の記載はありません。現地で確認
内窓設置既存の窓は残し、内側に窓を取り付ける1窓あたり約1時間(FAQでは約30分〜1時間)。壁を壊さず、住みながら施工できると記載
外窓交換(カバー工法)既存の枠を残し、上から新しい枠を被せる1〜2日が目安
外窓交換(はつり工法)既存の枠も取り外し、新しい枠を取り付ける当社のページに日数の記載はありません。現地で確認

工事の規模は、窓の数や状態でも変わります。外窓交換では、窓まわりの補修や屋外側の作業が必要か、見積りに含まれているかが確認の要点です。区の助成の補助対象経費は、機器本体・関連部材の購入費と設置に最小限必要な工事費(消費税除く)です。

東京都を使う場合は事前申込の受付後に契約するため、工事日程は受付後に確定します。工期の長短にかかわらず、この順番は変わりません。

出典:工期は施工の流れのページ・窓断熱のページ(一次情報バンク#4・#23・当社サイトの記載値で、実績の集計値ではありません)。区の補助対象経費は杉並区 公式ページ(2026年10月14日確認)。

自分の窓には、どの工事を検討するのがよいですか?

窓枠や開け閉めに問題がなく、今の窓の性能を足したいなら内窓、窓そのものの状態や外観も見直したいなら外窓交換、サッシを活かしてガラスだけ替えたいならガラス交換が候補です。最終的な判断は、現地調査で窓の状態を見てからです。

内窓設置の公式の条件は、既存の外窓の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置することです。当社の標準のご提案は内窓で、2026年度の補助金要件(Sグレード・Uw1.5以下)を満たす製品をご提案しています。

外窓交換は窓そのものを更新できる一方、交換前のサッシの数より多い製品を設置する場合や、外壁に新しく開口部を設ける場合などは、原則として補助の対象になりません。ガラス交換は、同じガラスでも既存サッシとの組み合わせで性能区分が変わるため、既存のサッシも含めて現地で確認します。マンションの場合、区の案内では、共用部分のガラス交換と外窓交換に管理規約と理事長承諾書の写しが必要とされています。

窓の状態から、内窓設置、外窓交換、ガラス交換のどれを見積りに入れるかを考える流れを示す図 図3 見積りに入れる工事を考える流れの一例 枠の傷みや、窓本体の不具合が気になる? はい 外窓交換(カバー工法・はつり工法)も 見積りに入れる いいえ 今の窓を残して、内側に窓を足したい? はい 内窓設置を見積りに入れる いいえ サッシはそのままで、ガラスだけ替えたい? はい ガラス交換を見積りに入れる (性能区分は既存サッシとの組み合わせで決まる) いいえ 現地調査で窓の状態を見ながら相談する 考え方の一例です。実際には、窓ごとに状態が違うため、窓ごとに工事の種類が分かれることもあります。 出典:先進的窓リノベ2026事業 対象工事の詳細(2026年10月14日確認)をもとに作成

出典:対象条件は内窓設置/カバー工法/ガラス交換の公式ページ、共用部分の承諾書は杉並区 窓等断熱改修の概要(いずれも2026年10月14日確認)。取扱製品はエコマドラボの専門知識と実績(一次情報バンク#6)。図3は当社が考える検討の順番の一例で、公式の手順ではありません。

窓の状態で、見積りに入れる工事を整理する

当てはまるものにチェックを入れてください。これは補助の対象かどうかを判定する診断ではなく、ご相談のときに窓の状態を整理するためのものです。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個既存の窓を残して内側に足す内窓が、最初の候補になります。
3〜4個内窓と外窓交換の両方を見積りに入れて、並べて比べる段階です。
5〜6個外窓交換も含めて、窓枠の状態を現地調査で確認しておくとよいでしょう。

工事の種類を比べるとき、見積りではどこを見ればよいですか?

見積書に、窓ごとの工事の種類、製品名と性能区分、サイズの区分、補助額、実質の負担額が書かれているかを確認します。同じ条件の窓で並べないと、比較になりません。

01窓ごとの工事の種類(ガラス交換/内窓設置/外窓交換のカバー工法・はつり工法)

02製品名と性能区分(Uw値)。区の助成には、補助対象製品としての登録が必要

03窓ごとのサイズの区分(面積)。国も区も、補助額は面積の区分で決まる

04補助金の名称ごとの補助額と、差し引いたあとの実質の負担額

05工期と、窓まわりの補修などが費用に含まれているか

06補助金の申請時期(東京都は契約前の事前申込、国と区は工事の完了後)

当社の内窓のお見積りには、窓ごとの製品名、製品代と工事費の合計金額(税込)、使える補助金と補助額、実質のご負担額を記載します。現地調査とお見積りは無料です。

出典:施工の流れのページ(一次情報バンク#5・2026年10月時点)。

補助金の申請は、自分で行う必要がありますか?

国の申請はお客様ご自身ではできず、登録された事業者が行います。当社は国と東京都の申請を無料で代行します。杉並区の助成は、申請者・契約者・支払者が同一人であるなど区の条件があり、進め方は現地調査の際にご説明します。

代行する内容は、施工前後の写真の撮影と整理、申請書類一式の作成、国と東京都への提出、審査対応です。東京都は契約・施工の前に事前申込が必要なため、スケジュールの管理も代行します。国の補助金は事業者へ交付され、全額をお客様へ還元します(工事代金から差し引く方法と、後から現金でお渡しする方法を選べます)。東京都の助成金は、お客様の口座へ直接振り込まれます。

杉並区の助成は、申請の受付から振り込みまで2〜3か月程度とされ、振込口座は申請者本人名義に限られます。最終的な交付は各制度の審査で決まります。

出典:エコマドラボの専門知識と実績・施工の流れのページ(一次情報バンク#7・2026年10月時点)、区の処理期間と振込口座は杉並区 公式ページ・概要ページ(2026年10月14日確認)。

内窓と外窓交換で、杉並区の助成額は変わりますか?
変わりません。区の案内では、内窓の設置と外窓の交換は1カ所あたり同じ金額表で、大(2.8㎡以上)が10,000円、中(1.6㎡以上2.8㎡未満)が7,000円、小(0.2㎡以上1.6㎡未満)が4,000円です。

杉並区の助成は、ガラス交換だけでも使えますか?
対象に含まれ、助成額は1枚あたり2,000〜4,000円です。ただし補助対象製品として登録されていることが条件で、既存サッシとの組み合わせで性能区分が変わるため、事前の確認が必要です。国の交付申請には、1申請あたりの合計補助額が5万円以上という条件もあります。

カバー工法とはつり工法は、何が違いますか?
国の公式では、カバー工法は既存窓枠の上から新しい窓枠を被せる工事、はつり工法は既存窓枠も取り外して新しい窓枠を付ける工事とされています。杉並区の案内には、2つの工法の区別は書かれていません。

杉並区の助成は、いつ申請すればよいですか?
工事と支払いが完了した後に申請します。東京都は契約・施工の前に事前申込の受付を済ませる必要があり、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。

内窓と外窓交換を組み合わせたとき、区の助成の上限はいくらですか?
ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア引戸交換を合わせて、150,000円が上限です。国は1戸あたり100万円が上限です。工事を年度で分ける場合は、事前に区へ確認してください。

当社では、外窓交換やガラス交換も依頼できますか?
当社の標準のご提案は内窓です。外窓交換やガラス交換と比べて検討したい場合も、現地調査の際にお伝えください。対応の可否と費用は、窓の状態を確認したうえで個別にご案内します。

工事の種類で迷ったときも、まず現地調査からご相談ください

現地調査とお見積りは無料です。窓の状態を見ながら、国・東京都・杉並区それぞれの条件と申請の順番を踏まえて、見積りに入れる工事を整理します。

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