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新宿区の内窓、どの窓から付ける?部屋ごとの優先順位と補助金

新宿区の内窓、どの窓から付ける?部屋ごとの優先順位と補助金

家じゅうの窓を一度に内窓にするのは、予算の面で難しいことがあります。迷うのは「どの窓から付けるか」ですが、新宿区の補助金を使う場合は、窓を1枚ずつ選ぶだけでは足りません。区の制度は同一室内の窓すべてが断熱窓となる施工が要件のため、部屋を単位に窓をそろえる考え方が欠かせません。

この記事では、北側の居室、寝室、リビングの大きな窓、水回りの小窓を例に、優先順位の考え方を一般論として整理し、国・東京都・新宿区の補助金の要件と組み合わせた予算の組み立て方をお伝えします。室温や光熱費の変化は保証しません。費用や手続きの流れは別の記事で扱うため、ここでは「どの部屋の窓をそろえるか」に絞ります。

作成者 富田 武(エコマドラボ 代表取締役/wills株式会社) プロフィール

作成日 2026年10月28日 最終更新日 2026年10月28日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約10分

どの窓から内窓を付けるかは、何を基準に決めればよいですか?

基準は、過ごす時間の長さ、冷えや暑さの感じやすさ、窓の大きさ、補助金の条件の4つです。新宿区では同じ部屋の窓をそろえる条件があるため、窓1枚ではなく、部屋を単位に順番を決めます。

ここでの優先順位は、当社が一般論として整理した考え方で、公式の基準ではありません。内窓による室温や光熱費への影響は、建物の造りや窓の状態、暮らし方で異なり、保証するものではありません。実際の順番は現地調査で決めます。

内窓を付ける順番を、部屋を単位に決める4つの手順を示す図 図1 優先順位を決める流れ(部屋を単位に考える) 1 部屋を選ぶ 過ごす時間、冷えや暑さ、窓の大きさから候補の部屋を絞る 暮らし 2 その部屋の窓をすべて数える 区の要件は、同じ部屋の窓すべてが断熱窓になる施工(天窓は除く) 制度(区) 3 補助金の条件に合うか確かめる 国は1申請あたりの合計補助額が5万円以上、東京都も5万円以上 制度(国・都) 4 予算に合わせて部屋の数を決める 足りなければ部屋を絞るか、次の工事に回す部屋を決める 暮らし・制度 出典:当社が一般論として整理した流れであり、公式が定めた基準ではありません(2026年10月14日作成)

出典:図1は当社の考え方の整理で、公式の基準ではありません。お見積りに各窓の方角と製品名を記載する流れは施工の流れのページ(一次情報バンク#5・2026年10月時点)。

部屋ごとに、優先順位はどう考えればよいですか?

寝室やリビングなど長く過ごす居室と、北側で日が入りにくい居室を上位に置き、水回りの小さな窓は補助金の条件を見ながら組み合わせる、という考え方があります。順位は住まいの条件によって入れ替わります。

部屋 上位に置く考え方(一般論) 部屋単位で気をつける点
北側の居室直射日光が入りにくく、日中も暖まりにくい傾向があります。冬の冷えを感じやすい部屋は候補になりやすいです。窓が複数あれば、区の要件ではそのすべてを断熱窓にする施工が求められます。
寝室就寝中の長い時間を過ごします。窓際の冷えや結露が気になる部屋は候補になりやすいです。結露は換気にも左右され、内窓だけで解消できるとは限りません。
リビングの大きな窓面積が大きく、家族が集まる時間も長い場所です。国の補助額もサイズ区分が上がると大きくなります。腰高窓などほかの窓がある場合は、両方をそろえる前提で見積もります。出窓は現地調査での確認が必要です。
西日が当たる窓のある部屋夏の午後の暑さが気になる場合の候補です。遮熱タイプのLow-E複層ガラスを選ぶ考え方があります。南向きの窓にはクリアのガラスを選ぶ例もあります。
洗面所・トイレ・浴室窓が小さく、内窓の設置は1か所約1時間が目安のため、ほかの部屋と組み合わせやすい場所です。小サイズの窓だけでは、国の1申請5万円以上の条件に届かない場合があります。

この表は候補を見比べるためのものです。「北側の寝室」のように複数に当てはまる部屋は、上位に置きやすくなります。

出典:内窓1か所約1時間の目安は施工の流れのページ(一次情報バンク#4)、クリアのガラスの例とLow-Eの説明はエコマドラボの専門知識と実績(同#6・#24)。2026年10月時点。

新宿区の補助金は、なぜ部屋単位で窓をそろえる必要があるのですか?

新宿区の断熱窓の補助は、施工要件に「同一室内の窓すべてが断熱窓となる施工であること(天窓は除く)」が含まれるためです。補助率は税抜経費の25%・上限10万円で、同じ部屋の窓の一部だけを付ける施工は要件を満たさない場合があります。

項目 内容(2026年10月14日確認)
補助率・上限設置または施工に要する経費(税抜)の25%、上限100,000円。補助金額は1,000円未満を切り捨て
施工要件(4つすべて)既設窓の改修/内窓の設置またはガラス交換/同一室内の窓すべてが断熱窓となる施工(天窓は除く)/熱貫流率4.65W/m2・K以下への改善
申請のタイミング施工・支払いの完了後に申請。受付は先着順
施工・支払いの期間施工完了日と支払完了日の両方が令和8年4月1日〜令和9年3月12日。2つの日が1年以上離れると申請できない
新宿区の要件「同一室内の窓すべてが断熱窓」の見方を、架空の部屋の例で示す図 図2 「同一室内の窓すべて」の見方(説明用の架空の例) 部屋のパターン 内窓を付ける窓 区の要件から見た扱い 窓が1枚の部屋 (寝室に窓1枚など) その1枚に付ける 同一室内の窓すべてに あたる形です 窓が2枚の部屋 (掃き出し窓+腰高窓など) 2枚とも付ける 同一室内の窓すべてに あたる形です 窓が2枚の部屋 (同上) 1枚だけ付ける 残りの窓が断熱窓にならず 要件を満たさない場合があります 天窓のある部屋 天窓以外の窓 天窓は除くと 公式に書かれています 既存の窓がすでに 断熱窓かもしれない部屋 現地調査で確認 公式に記載がありません 区の窓口に確認します 出典:新宿区の公式ページ(2026年10月14日確認)をもとに作成。部屋の例は説明用です。

窓を数えるときに迷いやすいのが、天窓と、すでに断熱性のある既存の窓です。天窓は除くと公式に書かれていますが、既存の窓の扱いは記載がありません。現地調査で窓の種類を確認し、区の環境対策課脱炭素事業係(補助金専用ダイヤル 03-5273-4111)にも確認してください。

新宿区の補助金も、申請すれば必ず受け取れるものではありません。要件と審査があり、各期の予算の上限に達すると受付が終了します。本記事は受給を保証するものではありません。

出典:補助率・上限額・施工要件・申請のタイミングは新宿区 公式ページ(ページ更新日2026年10月13日・2026年10月14日確認)。

窓を絞って付ける場合でも、国の補助金は使えますか?

国の先進的窓リノベ2026事業は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事が対象です。小さな窓の少ない組み合わせでは5万円に届かない場合があるため、部屋の窓を数えたうえで、足し算で確かめます。

国の内窓の補助額は、窓1か所(1製品)ごとに、性能区分とサイズ区分で決まる定額です。性能区分はP(SS)(Uw1.1以下)とS(Uw1.5以下)で、戸建住宅の等級Sは、小(0.2㎡以上1.6㎡未満)22,000円、中(1.6㎡以上2.8㎡未満)34,000円、大(2.8㎡以上4.0㎡未満)52,000円、特大(4.0㎡以上)76,000円です。部屋の窓の組み合わせを足し算してみます。

組み合わせ(等級S・戸建・例) 補助額の合計 5万円以上か
小2か所(洗面所とトイレなど)44,000円満たさない
中1か所+小1か所56,000円満たす
大1か所52,000円満たす
大1か所+中1か所(リビングの掃き出し窓と腰高窓など)86,000円満たす

これは補助額の足し算で、工事費の目安ではありません。等級P(SS)なら中1か所で58,000円となり満たします。金額は戸建住宅の場合で、集合住宅では異なります。等級とサイズ区分はお見積りで確認します。

ここで、区の「同一室内の窓すべて」という条件がかかわります。部屋の小さな窓まで含めてそろえると、国の合計補助額も積み上がり、5万円の下限に届きやすくなる場合があります。反対に、小さな窓が1〜2か所の部屋だけで申請すると、届かないこともあります。

上限は住宅1戸あたり100万円です。交付申請は工事の完了・引渡し後に行い、遅くとも2026年12月31日まで(予算の上限で受付終了)です。着工前に必須なのは工事前写真の撮影で、撮り忘れると交付を受けられません。

先進的窓リノベ2026事業も、申請すれば必ず受け取れるものではありません。要件と審査があり、予算の上限や期限で終了する場合があります。本記事は受給を保証するものではありません。

出典:先進的窓リノベ2026事業 事業概要(上限・下限)、申請手続きの詳細(交付申請・工事前写真)、内窓設置のページ(補助額)。いずれも2026年10月14日確認(一次情報バンク#14・#14-b)。足し算は公式の表をもとにした当社の計算です。

東京都の制度も使う場合、手続きの順番はどう変わりますか?

東京都のクール・ネット東京は、契約・施工の前に事前申込の受付を済ませる制度で、国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。使う窓を先に決めないと事前申込の準備が進まないため、部屋と窓の整理が先です。

令和8年度の助成上限は1住戸あたり200万円(「断熱等+防犯窓」として登録された製品は300万円)で、1申請あたりの助成額の合計が5万円以上の工事が対象です。事前申込のあとは1年以内に交付申請兼実績報告を行います。窓ごとの助成単価は、公式ページの表でご確認ください。

東京都を使う場合は、「事前申込、受付後に契約、工事前写真、着工、完了・支払い、国と区へ申請」の順に、最初から段取りを組みます。

東京都への事前申込から、国と新宿区への申請までの手続きの順番を示す図 図3 手続きの順番(東京都を使う場合) 契約・施工の前に 工事の完了後に 1 東京都へ 事前申込 2 受付後に 契約 3 工事前 写真撮影 4 着工 (施工) 5 完了・引渡し 支払い完了 6 国・区へ 申請 東京都だけが、契約・施工の前に事前申込を済ませる順番です。 国の交付申請(工事の完了・引渡し後)と新宿区の申請(施工・支払いの完了後)とは順番が逆です。 出典:クール・ネット東京/先進的窓リノベ2026事業/新宿区 各公式サイト(2026年10月14日確認)

出典:クール・ネット東京 令和8年度事業、国の申請手続きの詳細、新宿区 公式ページ(いずれも2026年10月14日確認)。

新宿区の受付状況は、2026年10月時点でどうなっていますか?

受付は年度内に4期に分かれ、各期とも予算の上限に達するとその日で終了します。2026年10月13日時点の第2期は交付決定予定率45%・予算残率55%と公表されていました。公開後は状況が変わるため、最新は公式で確認してください。

期 受付期間(必着・土日祝を除く)
第1期令和8年5月25日〜令和8年7月31日(公式ページで「終了」と表示)
第2期令和8年8月17日〜令和8年10月16日
第3期令和8年11月2日〜令和8年12月25日
第4期(最終期)令和9年1月12日〜令和9年3月12日

第2期は、交付決定予定率が100%に到達した時点で受付が終了します。この記事の公開時点では次の期に移っている場合があるため、受付中の期は公式ページでご確認ください。

制度 国・東京都の状況(2026年10月13〜14日の確認)
国予算に対する申請額の割合28%(概算値・10月13日午前0時時点)。上限に達し次第、受付終了
東京都公式ページに「受付中」と表示(10月14日確認)。事前申込の受付期限は令和9年3月31日

併用の注意もあります。区の公式ページには、他の補助金の合計額が補助対象経費を上回る場合は、その差額を減額すると書かれています。区に申請する時点で国や都の受給決定を受けているときは交付決定通知書などの写しが必要で、国や都の手続きには3か月程度かかる場合があるとも案内されています。

出典:新宿区 公式ページ(受付期・予算状況・併用時の減額。ページ更新日2026年10月13日)、先進的窓リノベ2026事業 公式トップ(申請額の割合)、クール・ネット東京 公式ページ(受付表示と期限)。いずれも2026年10月14日確認で、数値は日々変わります。

予算は、どの順番で組み立てればよいですか?

部屋の一覧づくり、優先順位づけ、窓をそろえた場合の補助の確認、東京都を使うかの判断、お見積りでの実質負担の確認、の5つの順に進めます。補助額は窓のサイズと製品で変わるため、最終的な金額はお見積りに記載されます。

01部屋ごとの窓の一覧をつくる。部屋、窓の数、方角、おおよその大きさをメモします

024つの観点で部屋の優先順位をつける。「最初に付ける部屋」「できれば同時に」「今回は見送る」の3段階に分けます

03「最初に付ける部屋」の窓をすべて数え、国の定額表で1申請5万円以上に届くか確認する。届かなければ「できれば同時に」の部屋を加えます

04東京都を使うかを決める。使う場合は、事前申込の受付後に契約する順番を先に組みます

05お見積りで実質のご負担額を確認する。窓ごとの製品名、使える補助金と補助額、差し引いた金額を部屋ごとに見比べます

一度にまとめる場合は手続きが1回ですが、お支払いは大きくなります。部屋ごとに分ける場合は1回の負担が小さくなる一方、区の公式ページには、同種の補助を過去に区から受けている場合は申請できない(機器区分が異なる場合を除く)とあり、2回目以降の工事で区の補助を使えるかは記載だけでは判断できません。区の窓口で確認してください。

この部屋について、確認しておきたいこと

気になる部屋を1つ思い浮かべてチェックしてください。補助の対象や効果を判定するものではなく、確認する点を整理するためのものです。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個確認する点は多くない部屋です。窓の数とサイズを数えて、ほかの部屋と見比べましょう。
3〜4個区の「同一室内の窓すべて」と国の5万円の条件を、窓の数とサイズで見比べておく段階です。
5〜6個現地調査で窓の数・種類・サイズを確認し、順番と補助金の組み立てを整理しましょう。

窓の優先順位や補助金の整理は、自分で行う必要がありますか?

部屋ごとの窓の一覧づくりは、現地調査での採寸と方角の確認から当社がお手伝いします。国と東京都の申請書類の作成と提出は当社が代行し、スケジュール管理も含みます。申請代行に費用はかかりません。

国の補助金は、お客様ご自身では申請できず、登録事業者が行います。東京都は手続き代行者も申請でき、当社が代行します。新宿区は手続代行者による提出も可能と区が案内しており、進め方はご相談ください。書類の準備は当社がサポートします。受け取りは、国が工事代金からの差引きまたは後日の現金、東京都が口座への直接の振込、区は区の案内に従います。

出典:申請代行・受け取り方法はエコマドラボの専門知識と実績・施工の流れのページ(一次情報バンク#7)、区の提出方法は新宿区 公式ページ(2026年10月14日確認)。

内窓は、どの窓から付けるのがよいですか?
過ごす時間、冷えや暑さの感じやすさ、窓の大きさ、補助金の条件の4つを部屋ごとに見比べる考え方があります。寝室やリビング、北側の居室が候補になりやすい一方、順位は住まいで異なり、現地調査で決めます。

新宿区の補助金は、窓を1枚だけ付けても対象になりますか?
施工要件に「同一室内の窓すべてが断熱窓となる施工であること(天窓は除く)」があります。窓が複数ある部屋の一部だけの施工は、要件を満たさない場合があります。既存の窓の扱いは公式に記載がなく、区の窓口で確認します。

新宿区の補助率と上限はいくらですか?
設置または施工に要する経費(税抜)の25%で、上限は100,000円です。施工と支払いの完了後に申請し、受付は先着順で、各期の予算の上限に達するとその日で終了します。

小さな窓だけを付ける場合も、国の補助金は使えますか?
国の先進的窓リノベ2026事業は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事が対象です。等級Sの小サイズは1か所22,000円で、2か所でも44,000円のため届かず、ほかの窓と同じ申請にまとめる必要があります。

東京都の補助金を使うとき、契約はいつすればよいですか?
契約・施工の前に東京都の事前申込の受付を済ませることが条件です。国の交付申請(工事の完了・引渡し後)とは順番が逆です。受付を確認して契約し、工事前写真を撮影して着工します。

新宿区の補助金の受付は、いつからいつまでですか?
年度内に4期あり、第2期が令和8年8月17日〜10月16日、第3期が11月2日〜12月25日、第4期(最終期)が令和9年1月12日〜3月12日です。各期とも予算の上限に達するとその日で終了するため、最新は公式でご確認ください。

どの部屋から付けるか迷ったら、まず現地調査でご相談ください

現地調査とお見積りは無料です。部屋ごとの窓の数や状況を確認し、国・東京都・新宿区それぞれの条件を踏まえて、部屋の順番と補助金の組み立て方をご説明します。

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